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オーナー通信2025.10

オーナーの皆さま、こんにちは。西王不動産です。
オーナー様におかれましては、日頃から物件の管理・運営にご尽力いただき、誠にありがとうございます。

賃貸経営を長く続けていると、「退去が続いて困っている」「空室を埋めるために広告費が増えてしまった」という声を多く耳にします。
もちろん立地や築年数といった物件の条件も大きな要素ですが、意外と見落とされがちなのが、日常の管理業務で積み重なる入居者の印象や満足度です。

入居者に「ここに住んで良かった」「退去する理由がない」と思っていただける物件は、結果的に退去率が下がり、収益が安定しやすくなります。
今回は、オーナー様がすぐに取り入れやすい「小さな気配り」や工夫のアイデアをいくつかご紹介します。

■ 1. 共用部の「目に見える清掃」

共用部の清掃は当たり前ですが、特に「階段の隅の埃」「駐輪場のゴミ」「集合ポストまわりのチラシ残骸」など、入居者が必ず目にする場所を重点的に整えると印象が大きく変わります。
一歩進めて「清掃完了カード」を掲示するのもおすすめです。「清掃日」「担当者名」が記載されていると、「管理が行き届いている物件」と感じてもらえます。

【ポイント】
・共用灯の点検、交換も同時に行う
・ゴミ集積所は特に念入りに
・作業報告を写真付きで残すとトラブル防止に

■ 2. 緊急連絡網と安心体制の明示

「夜間に水漏れがあった」「隣の騒音で眠れない」といったトラブルは、入居者が退去を決断する直接のきっかけになりやすいものです。
入居時に「緊急時の連絡先があります」と伝え、管理体制の方針も具体的に共有しましょう。
さらに、入居1ヶ月後に「お困りごとはありませんか?」とフォローコールを入れると、問題の早期発見に繋がります。

【ポイント】
・対応スピードが何より重要
・「すぐに駆けつける」という安心感を示す
・緊急対応後も状況確認を忘れない

■ 3. 設備メンテナンスのお知らせを丁寧に

設備点検や交換を行う際、事前に丁寧な案内を出すだけで「配慮してくれている」という印象が増します。
たとえば、「エアコンフィルター清掃を無料で行います」「排水管清掃の日時はご希望を伺えます」など、選択肢を設けると好意的に受け止められます。

【ポイント】
・作業日時の相談を柔軟に
・作業後の簡単な報告書を配布
・点検結果に問題がなかった場合も知らせる

こうした「小さな気配り」を積み重ねると、入居者様から「ありがとう」の言葉をいただける機会が増えます。
それは同時に、「この物件に住み続けたい」と思っていただける理由になり、空室対策にも繋がります。

コストをかけた大規模リフォームや家賃値下げも対策の一つですが、それ以上に日常の管理で信頼関係を築くことが、長期的に見て最も効果的な方法です。



当社では、オーナー様の大切な物件が「退去の少ない、選ばれ続ける住まい」になるよう、こうした取り組みを一緒に考え、実行サポートしております。気になる点がございましたら、いつでもご相談ください。

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