オーナー通信2025.07
オーナー業に夏休みなし?トラブル対応ワンポイント
こんにちは。西王不動産です。
夏本番を迎え、暑い日が続いています。オーナー様におかれましては、日頃から物件の管理・運営にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
さて、世間はこれからお盆休みに入りますが、賃貸経営には「お休み」がありません。特にこの時期は、普段とは異なるトラブルが発生しやすいタイミングです。
「いざ」というときに冷静に対応できるよう、今回は「お盆に多い3大トラブル(水漏れ・虫害・騒音)」を中心に、対応方法と事前にできる備えをご紹介します。
■ 1. 水漏れトラブル
夏は帰省や旅行で長期不在になる入居者様が増えます。普段気づきにくい水漏れが、帰省中に進行し、被害が拡大するケースが多発します。
【水漏れ対応時の流れ】
①入居者様の安全確認
感電リスクがある場合は、即座にブレーカーを落とすよう指示します。
②水を止める
ご在宅の場合は、部屋内の止水栓・元栓を閉めてもらいます。
③被害状況の確認
どこから水が漏れているか、床や階下への浸水はないかを確認しましょう。
④管理会社・修理業者への連絡
祝休日や夜間でも対応できる業者を把握しておきましょう。
⑤写真・動画を記録
保険請求の証拠として、入居者様に撮影を依頼しましょう。
【事前にできる備え】
・キッチンや洗面所の水漏れ点検を依頼する
・給湯器や配管の老朽化をチェックする
・緊急連絡先一覧を入居者様に配布する
■ 2. 虫害トラブル
暑さと湿気がピークになるこの時期は、ゴキブリ・コバエなどの害虫が一気に増えます。
長期不在中に生ゴミや排水溝が放置され、帰省から戻ったときに「虫が大量発生していた」という相談が増加します。
【虫害対応のポイント】
①入居者様に確認すべきこと
・どの場所で発生しているか
・発生数や範囲
②入居者様自身での駆除方法を案内
・市販の殺虫剤、駆除スプレーを使用
・排水口に熱湯や専用洗剤を流す
③専門業者手配の検討
・自力駆除が困難、広範囲の場合は専門業者を手配
④予防策の周知
・ゴミはこまめに捨てていただくように依頼
・排水トラップに水を張る
・玄関やベランダに防虫剤を設置
【事前にできる備え】
・共用部分の清掃、消毒をおこなう
・ゴミ置場の管理を強化する
・排水溝の清掃をご案内する
・雨水が溜まりそうな場所を取り除く(虫の産卵場所となる可能性があります)
■ 3. 騒音トラブル
お盆時期は親戚や友人を招くケースが増え、普段よりも生活音や話し声が大きくなりがちです。
「うるさい」と感じるタイミングは人それぞれ。トラブルに発展する前に早めの対処が重要です。
【騒音対応時の流れ】
①苦情を受けたら事実確認
・日時、場所、状況を詳しくヒアリング
②当事者に穏やかに注意
・「他の入居者様から声が届いています」と伝える
・感情的に伝えず、事実ベースで話す
③書面での注意喚起
・口頭で改善が見られない場合、文書で正式に通知
【再発防止策】
・貼り紙や掲示板で全体に周知する
・騒音の目安を共有する
「これって緊急?」と迷う場合も、お気軽にご連絡ください。入居者様の安心と物件価値の維持を第一に、全力でサポートいたします。
暑い日が続きますが、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。何かお困りのことがございましたら、いつでも西王不動産までご相談ください。
【免責事項】
本メルマガの内容は、不動産投資や管理運営等に関する一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の物件や事案への個別助言を行うものではありません。
具体的な運用や意思決定にあたっては、オーナー様ご自身の責任において、必要に応じて専門家(税理士、弁護士、行政書士等)へご相談ください。