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オーナー通信2026.09

夏の繁忙が落ち着く9月は、募集中の住戸を冷静に見直しやすい時期です。空室が続くと、家賃を下げるべきか、設備を追加すべきか、広告を増やすべきか迷われると思います。
判断を早めるには、「問い合わせが少ない」という結果だけでなく、募集から成約までのどこで候補者が離れているかを見る必要があります。

今回は、募集活動を数字で点検する方法をご紹介します。

■ 1. 閲覧から成約までを一続きで見る

募集の流れは、掲載ページの閲覧、問い合わせ、内見予約、内見実施、申込み、審査・契約へ進みます。最終的な成約数だけを見ると、どこに問題があるか分かりません。

管理会社から報告を受ける際は、掲載媒体、閲覧数、問い合わせ件数、内見件数、申込件数、辞退理由を同じ期間で並べます。前月との比較だけでなく、同じエリア、間取り、築年数が近い競合との違いも確認します。

■ 2. 閲覧が少ないときは入口を直す

掲載しても見られていない場合は、写真の一枚目、物件名の見せ方、検索条件、公開状態を確認します。家賃や初期費用が検索条件から外れている場合もあります。

この段階で室内設備へ大きく投資しても、掲載ページを開かれなければ効果は表れません。外観・室内写真の撮り直し、図面の見やすさ、周辺施設までの表記、空室確認と更新頻度を先に整えます。

■ 3. 問い合わせ後に内見へ進まない理由を分ける

問い合わせはあるのに内見が少ない場合は、返信速度、案内可能日、鍵の手配、質問への回答、初期費用の分かりやすさを確認します。候補者が複数物件を比較している場面では、返答が遅いだけで候補から外れることがあります。

問い合わせ内容を記録し、「駐車場が足りない」「入居可能日が合わない」「初期費用が不明」といった理由を集計すると、広告の問題か条件の問題かを判断しやすくなります。

■ 4. 内見後に申込みがない場合は現地との差を見る

内見まで進んで申込みがない場合は、掲載写真と現地の印象に差がないか確認します。臭い、室温、照明、清掃、共用部、ゴミ置場、駐車区画、騒音などは、写真だけでは分かりにくい項目です。

仲介担当者から「決まらなかった理由」を具体的に聞き、同じ理由が続く場合は優先して直します。家賃を下げる前に、清掃、照明、設備の動作確認、案内時の換気、初期費用の組み方で改善できないか検討してください。

■ 4. 申込み後の辞退は手続きにも原因がある

申込みが入っても契約に至らない場合は、審査日数、追加書類の案内、契約条件の説明、入居日調整を点検します。募集条件と契約書の内容が一致しているか、申込後に新しい負担が判明していないかも確認が必要です。


おわりに

空室対策では、毎週同じ指標を見て、止まっている段階に合わせて施策を変えることが重要です。西王不動産では、募集データと現地状況を照合し、写真、条件、案内方法、修繕のどこから手を付けるべきかをご提案しています。値下げを決める前に、一度ご相談ください。

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